着物の生地(絹・綿・麻・ウール)

絹の着物

生地着物といえば正絹でしょうか?
絹は薄手の割に、あたたかくて着心地が
いいのが特徴です。

また、絹にしかない独特の光沢感や
手触りはやはり本物の質感。

たまに手にするものだからこそ、
本物の良さを感じるのもいいのでは
ないでしょうか。

いきなり本物には手が出ないという人も多いでしょう。
実際に購入したりしなくても、見てみることが重要です。

触れて、感じることが感性を育みます。
それによって本物が何かを十分感じることができるのです。

本物の良さを知ってこそ、また遊びゴコロが生まれるような気がします。

綿の着物

木綿素材の着物も優しくていいものです。
昔の町人風の肌馴染みのいい着物です。

カジュアルに着物を楽しみたい現代にはうってつけかもしれません。

絹に比べてこなれた感じで着物を楽しめるのではないでしょうか。
ちょっと着慣れた人に見えたりして。

優しい色合いや風合いがでるのも特徴かもしれません。
天然素材だからこその醸し出す風合いがそこにはあります。

ナチュラルな自分でいたいという思いも込めて。

麻の着物

巾着麻生地は着物ではなかなかありませんが、ざっくり織った麻生地を
着物を着た時用の鞄なんかにどうでしょう?

男性なら、浴衣に合わせて麻の巾着なんかすてきです。
麻のシャリ感やしわはなんとも夏を盛り上げます。

祭りの小道具として華を添えてくれますよね。
もちろん手ぶらでぶらぶら歩く姿も格好いいけれど、季節感を
感じさせる小物遣いは大人のたしなみという感じでもっとかっこいい。

ウール生地

ウール素材は暖かくて冬の着物として人気です。
着物以外にも、着物用のコートなどにも使われています。

ショールや襟巻きとしても。和・洋ともに、冬には欠かせない素材です。

虫食いにあいやすいので、保存は要注意です。
人も虫も暖かくて着心地のいいものが好きみたいです。

それに動物由来の天然の繊維。虫もよくわかってるんですね。